漢方薬
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■漢方と月経困難症
中医学、漢方の治療は体質や体調をもとにして薬を選びます。
数ヶ月単位で治療をするので、考え方としては体質改善法の一つとして行うことができます。
月経困難症は西洋医学的には鎮痛薬やピルの使用が一般的。ここで視点をかえ、東洋医学的に自分の体調をチェックしてみましょう。
症状 | 陰虚タイプ | 陽虚タイプ | 痰湿タイプ | 鬱結タイプ | お血タイプ |
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月経周期が短い | ● | ● | |||
月経周期が長い | ● | ● | |||
月経が不規則 | ● | ● | ● | ||
ストレスで症状が強くなる | ● | ||||
子宮筋腫や内膜症がある | ● | ||||
骨盤腔内の手術を 受けたことがある |
● | ||||
肩こりがある | ● | ● | |||
経血が多い | ● | ||||
経血が濃く、粘性 | ● | ||||
経血が薄い | ● | ||||
手足が冷える | ● | ||||
月経前の胸や 下腹の張りがったり、 イライラしたりする |
● | ||||
月経前にイライラする | ● | ||||
耳鳴り | ● | ||||
疲れやすい | ● | ||||
胃もたれ・胸焼け | ● | ● | |||
低体温気味 | ● | ||||
下痢をする | ● | ||||
不眠 | ● | ● | |||
喉の違和感 | ● | ||||
肩こり | ● | ||||
眩暈 | ● | ● | ● | ||
手足が重だるい | ● | ||||
頻尿 | ● | ||||
手先足先の冷え | ● | ||||
下半身の冷え・痛み | ● | ||||
足腰のだるさ | ● | ||||
むくみがある | ● | ● | |||
火照りや喉の渇きがある | ● |
陰虚、陽虚タイプは体力のないタイプで体力の底上げが必要です。また年齢を経ると陰虚になる人がいます。痰湿タイプが多いのは食べ過ぎの場合がおおいので食に気を配り、漢方も身体の不要な水分を減らすものをえらびます。鬱結が多い人はストレスを抱えた人に多いので“肝”の気を整える者を配慮します。?血タイプは血の流れをよくするものを選びます。正確にはこれにいくつかの所見を加えて判断します。
漢方では食も大事です。ファーストフードやソフトドリンク、御菓子などの嗜好品(アルコールも含みます)を控え、バランスのとれた食事(できれば和食中心)を心懸けましょう。
症状 | 陰虚タイプ | 陽虚タイプ | 痰湿タイプ | 鬱結タイプ | お血タイプ |
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代表的な漢方 | 六味丸 | 八味丸 | 二陳陽 | 加味逍遥散 | 桂枝茯苓丸 |
女性の
優しい漢方薬
女性特有の症状にあう漢方薬があります。
当帰芍薬散 | 婦人科系漢方の代表選手。症状で言えば冷えや浮腫、立ちくらみ、月経不順などにでしょう。最近は認知症で使われることもあります。 |
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真 武 湯 | 虚弱体質、冷え性、新陳代謝が落ちている人に使います。附子がはいっているのでカラダの奥を暖めます。 |
桂枝茯苓丸 | 駆お血剤の代表選手。血の巡りをよくしたいときに使います。 |
真 武 湯 | 虚弱体質、冷え性、新陳代謝が落ちている人に使います。附子がはいっているのでカラダの奥を暖めます。 |
柴胡桂枝乾姜湯 | 心身の緊張が強くなったことがきっかけで、下痢・不眠・情緒不安定になったいるときに適します。 |
防風通聖散 | ダイエット薬として有名ですが、どちらかというとデトックス薬と言うべき漢方 |
葛 根 湯 | 上半身のコリ、うつ熱にききます。肩こり、風邪の初期につかいます。 |